古代メキシコ展 マヤ、アステカ、ティオティワカン

古代メキシコ展にも行った。かなり巨大な石像などもあって運んでくるのが大変だったろう。石や玉や金属や陶器などが多く、石の文明なんだなと思った。木や紙などが残っていないのは暑すぎて腐るからなのかスペインに征服され消えてしまったからなのか。

赤の女王のマスクが特に印象に残った。パレンケ遺跡のピラミッドで真っ赤な辰砂に覆われた状態で1990年代に発見されたのだそうだ。マヤの遺跡は植物に覆われてしまって最近まで手付かずの状態だったものが多いようだ。

中には精巧でリアルな人形土偶や胸像などもあって、当時の文化がどのようなものだったのかと想像する。高度な天文学や暦を持ち、ピラミッドなど石の建築や芸術に優れ、戦争や生贄儀式といった血生臭い面もある。おそらく想像以上に複雑でユニークな文明が発展していたんだろう。