赤城神社、東京大神宮に行く

最近は神社が気になっている。先日も飯田橋辺りに行ったついでに気になった神社にお参りしてきた。

ひとつめは神楽坂の赤城神社。ご祭神は岩筒雄命(いわつつおのみこと)と赤城姫命(あかぎひめのみこと)。牛込早稲田に1300年創建され、現在地には1555年から。江戸時代は江戸大社のひとつに数えられ牛込の鎮守と呼ばれてきた。赤城神社と呼ばれるようになったのは明治維新から。現在のモダンな建築は隈研吾により2010年建てられたもので、敷地内にはカフェやマンションなどもあるのが面白い。地代や賃貸料で費用を賄い、いずれマンションは解体されて神社の杜に返す予定なんだそう。都心の神社経営というのも大変なんだろうと思わされる。

ふたつめは東京大神宮。市ヶ谷からお堀を渡って神田の方に行った辺りにあり、東京のお伊勢さまと呼ばれている。主な御祭神は天照皇大神豊受大神明治13年(1880年)に伊勢神宮の拝承殿として創建され、明治政府の祭政一致〜祭政分離の方針転換に振り回されたりした歴史もありながら、明治期から一般向けの神前結婚式を創始し普及させてきた。今では女性中心に縁結びのパワースポットとして賑わっている。

この日も夕方近い時間にも関わらず参拝客がひっきりなしにお参りしたりおみくじを引いたり祈祷を受けたりしていて、人気神社は熱気が凄いなあと驚いた。一通り廻った後に鳥居の前で写真を撮ろうとしていたら、散歩の途中みたいな人々が何人もお辞儀をして通って行った。現代の東京人でも根っこは変わっていないというのを見たようで印象に残った。

昼はアラビアンレストランでファラフェルプレートというのを食べた。フムス(ひよこ豆ペースト)とファラフェル(豆のコロッケ)と平たいパンなど。クミンやレモンが効いててさっぱりめでおいしい。